ワークショップの講師をしてくださったakarizmさんは、
糸島にアトリエを構え、色とりどりの「ミツロウシート」を使ったキャンドルを制作されています。
ハニカム構造をしたワッフル生地のようなミツロウシートは、
ミツロウを使って人工的に作ったものではなく、実際にミツバチがこの形に生成しているものなんだそう。
まずは、そんなミツバチがつくるミツロウのお話をakarizumさんからお聞きします。
ミツバチが巣を作るために体内で生成しているミツロウは、良質なキャンドルづくりに利用されるほか、
化粧品やリップクリームなどにも使われていて、人の身体にも環境にも優しい素材なんだそうです。
さて、このミツロウシートを有機的な形にカットするのに、ファブラボのレーザーカッターが活躍します!
特注の金型を使ってクッキーのように抜くことも可能ですが、金型制作には何万円もかかってしまう上、
小ロットの形状を作成するのに向いていません。
レーザーカッターなら、データさえあれば毎回違う形にカットすることができます。
サボテンのパーツをデータ化し、レーザーカッターで切り出します。
ミツロウシートは溶けやすいので、弱いレーザーで3回同じところをカットする設定に。
真ん中で折りやすいように、薄く折り目の線も入れています。
プラモデルのパーツみたいに、丁寧に切り離し、裏紙を剥がします。
キャンドルの芯にミツロウシートをくるくる巻きつけ、台座を作ります。
この時、ミツロウシートを最初に手のひらの体温であたためることがポイント!
ミツロウが柔らかくなり、曲げたりくっつけたりしやすくなります。
ミツロウシートは、触っているだけでハンドクリーム代わりになって手がしっとりするのです︎
「手であたためる」作業をすることで、より愛着がわきますね。
台座に折り曲げたサボテンのパーツをつけていき、仕上げにお花をつけます!
お花は細かいので作るのが難しいですが、一人一人形や大きさの違うお花が出来上がるのも、手作りの醍醐味。
接着剤は使いません。手であたためて柔らかくなったミツロウ同士をくっつけています。
「ミツロウキャンドルは静かで美しい灯りがともるので、ぜひ、観賞用だけじゃなく
実際に灯りをともしてみてくださいね。」と、akarizmさん。
でも、こんなに可愛くて愛着のこもったキャンドル、
しばらくはもったいなくて灯りをつけられないかもしれませんね(^^;)
参加していただいた皆様、楽しい時間をありがとうございました!
その場でレーザーカッターでミツロウシートをカットし、サボテンの形のキャンドルを作っていきます。
ミツバチとミツロウのお話を聞けたり、楽しいワークショップになること間違いなしです!
100%自然素材でできたミツロウキャンドルは、なんでもない日を特別な夜にできる不思議な力を持っています。スローで豊かな夜を、ファブラボ博多で一緒に作りましょう!
プレゼントにもぴったりです。
—【開催概要】—
ゲスト講師 : akarizm
http://www.akarizm.com/
日時 : 3月11日(土)
11:00- / 14:00- / 17:00-
所要時間 1時間半
定員 : 各回5名
工程 :
1.ミツバチとミツロウのおはなし
2.ミツロウシートをレーザーカッターでカット
(サボテンの花と土台の色はお好きなものを選んでください。)
3.折り曲げて接着・組み立て
参加費 : 3,000円(材料代込)
申込み方法 : FBメッセージ、メールまたはお電話にて。
メール contact@fablabhakata.com
電話 050-3590-8991
場所 : ファブラボ博多
福岡市博多区御供所町6-11-2
https://fablabhakata.com/
技術指導と素材の提供をしてくれたのは、ミツロウ作家の加藤千夏さん。
いつもは糸島でアトリエを構えている千夏さんですが、毎週月曜日のみファブラボ博多にスタッフとして来てもらっています。ミツロウキャンドルに興味がある方は、月曜日にファブラボ博多へぜひいらしてくださいね。
ミツロウキャンドル アカリズム
http://akarizm.jimdo.com/
Taro